土地家屋調査士会事業の一つである海抜表示板を設置した。
海抜とは近郊海面を基準とした高さであり、対して標高は東京湾海面を0mとして測量した水準点をもとに出される高さである。
東京湾を基準としてですので、仮に高知県の場合、土佐湾や浦戸湾の平均海面を基準とすると、海水の濃度や温度によって水が膨張する云々で、海抜と標高にずれが生じてしまいます。
したがって、東京ではほぼ海抜=標高となりますが、高知では多少ずれます。そこで高知市の地域防災推進課に聞くと、高知市が表示している海抜○○メートルというのは、ほとんどは標高を利用しているとのことでした。
海には満干差(2m程度)の関係もあり、津波避難の目安としては、日本統一の標高が良いのかな。